「美」を体現する
酒は、自然と人が力を合わせ造るもの。
自然を敬い、自らを高めつづける姿勢が
美しい酒を生むと考えています。
恵み多き伊勢の神々に感謝し、技を尽くす酒造り。
これこそが河武醸造の酒造りです。
伊勢の地について
伊勢湾、宮川・櫛田川、紀伊山地と、海、川、山の自然豊かな伊勢の地。
緑深く温暖な気候から良質な水と米に恵まれ、古くから酒造りに適した地とされてきました。また山海の幸に富み、かつて「御食つ国(みけつくに)」として、朝廷に食物を納めていた歴史も。
現在も美食の国として知られる伊勢。
豊かな食文化をもつ地では、酒もまた食事と調和し、心を潤すものでなければなりません。
日本の聖域・伊勢で作る酒が、人の心をもやさしく満たすように。
この地で生まれた私たちは、そんな一杯を造りつづけています。
穢れを払い、笑みを呼ぶ
日本酒造りの要は、良質な水と米。
そのため河武醸造では、伊勢神宮に縁深い宮川水系の水を地下から汲み上げています。
古くは、聖地・伊勢を訪れる人々が俗世の穢れを払った宮川。
さらに水質調査でも十数回にわたって日本一に輝いた、名実ともに清き水です。
この水で仕込むのは、河武醸造独自の「弓形穂(ゆみなりほ)」をはじめとした三重の酒米。
酒米の王道「三重山田錦」「三重五百万石」、酒造好適米「神の穂」など、求める味によって酒米を厳選します。
穢れを払う清流と土地ならではの米、そして人の技。
飲んで思わず笑みがこぼれるような、伊勢の粋を凝らした酒をお届けします。
美しさを紡ぎつづける
同じ季節、同じ原料、同じ製法でも、毎回全く同じ仕上がりにはならないのが酒造り。
天と地の恵みである水や米、微生物の力を使う日本酒は、まるで生き物のよう。
静かな蔵で耳を澄ませば、「プチプチ…」と醪の発酵する音が聞こえることも…。
そのためどれだけ技術が発展しても、美しい酒を造るためには、人の手が不可欠です。
鼻先に漂う香り、口当たり、口に含んだときの広がり、体温で立ちのぼる香気、のど越し、余韻。
さわやかな飲み口が魅力の酒もあれば、落ち着いた風味がいつまでも心に残る酒もあります。
それらを知り、極め、極めてもなお追い求めるのが、酒造り。
学びつづけ、高みを目指しつづける姿勢こそが美であると、私たちは考えます。
香り、味、余韻、想い。
心まで満たす美しさを求め、私たちの挑戦はつづきます。
受賞歴
- 2021年
- Kura Master(フランス) 弓形穂 純米大吟醸 純米吟醸部門 プラチナ
- IWC(イギリス) 純米吟醸 赤ラベル 純米吟醸部門 シルバー
- IWC(イギリス) 山廃仕込み 純米酒 純米酒部門 シルバー
- フェミナリーズ(フランス) 山廃仕込み 純米酒 純米酒部門 ゴールド
- IWC(イギリス) 秀醇(一般醸造酒) 普通酒部門 ゴールド・GVAチャンピオン
- 2020年
- フェミナリーズ(フランス) 弓形穂 純米大吟醸 純米吟醸部門 ゴールド
- ワイングラスでおいしい日本酒アワード(日本) 純米吟醸 赤ラベル 純米吟醸部門 ゴールド
- IWC(イギリス) 純米吟醸 赤ラベル 純米吟醸部門 ゴールド
- フェミナリーズ(フランス) 山廃仕込み 純米酒 純米酒部門 ゴールド
- IWC(イギリス) 山廃仕込み 純米酒 純米酒部門 ゴールド
- IWC(イギリス) 秀醇(一般醸造酒) 普通酒部門 ブロンズ
- フェミナリーズ(フランス) 柚子にごり酒 リキュール部門 ゴールド
- 2019年
- Kura Master(フランス) 弓形穂しずく純米吟醸 純米吟醸部門 ゴールド
- IWC(イギリス) 純米吟醸 赤ラベル 純米吟醸部門 ブロンズ
- IWC(イギリス) 山廃仕込み 純米酒 純米酒部門 ブロンズ
- ミラノ酒チャレンジ(イタリア) 山廃仕込み 純米酒 純米酒部門 ゴールド
- 全国燗酒コンテスト(日本) 秀醇(一般醸造酒) 普通酒部門 ゴールド
- ミラノ酒チャレンジ(イタリア) 秀醇(一般醸造酒) 普通酒部門 プラチナ
- 2018年
- Sake China(中国) 弓形穂しずく純米吟醸 純米吟醸部門 プラチナ
- 酒セレクション(ベルギー) 純米吟醸 赤ラベル 純米吟醸部門 ゴールド
- IWC(イギリス) 山廃仕込み 純米酒 純米酒部門 シルバー